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4月 岳南朝日新聞 母力コラム掲載されました。

毎月第2木曜日は、岳南朝日新聞の母力コラム「母に必要なチカラって何だろう」の掲載日です。

「妊娠・出産・子育てをプラスにする」ために母力向上委員会が行っていることの一つが「親支援」です。
子育てを支援するということは、子どもを育てている親を支援するということ。
母力向上委員会主催の講座やイベントでも、そのことは感じていただけているかと思います。
「妊娠・出産・子育てをプラスにする」ために、
まずは「妊娠・出産・子育てをしている自分」を自己肯定してほしい。
自分に自信を持つと、子育てにも自信と余裕が持てます。
それはきっと「母に必要なチカラ」というだけではなく、「社会を変えるチカラ」にもなるはずです。

 

私が母力メンバーになった理由~子どもが気付かせてくれたこと~

●何もできなかった自分、何もしなかった自分
NPO法人母力向上委員会の活動に携るようになり4年近く経ちました。しばしば「母力の人って、“すごい”よね」と周囲から言われることがありますが、自分は全くそんなことはなく、いつも自信がなかったり緊張したりしています。ただ一つ変わったのは“行動してみる”ことができるようになったことです。
私は昔から好きなこと、やってみたいことがあっても実行する自信や勇気がなく「いつか、いつか」と心の中で唱えながら行動に移さないことが多い人でした。でも心の中には常に“モヤモヤ”が…。何もしていないのに、何も“できない”と思っていました。

●“子どもの自己肯定感を育てることが大事”とは言うけれど
 そんな私も結婚して親になり、わからないことだらけの育児が始まり、育児書を読みあさっていました。そんな中、ある有名な育児書の著者の講演会を聴く機会がありました。そこで子育てに一番大事なこととして語られていたのが「子どもの“自己肯定感”を育む」ということ。当時は自己肯定感という言葉がとても新鮮で、子育てにそれが大事だという理論も非常に納得のいくものでした。ただその講演会を聴いて最後まで自分に残った疑問が…。自己肯定感の低い自分が、子どもの自己肯定感を育てることができるのだろうか?自分自身の自己肯定感を高めるには、いったいどうすればいいのか?質問する勇気もなかった私は、結局その答えを講演会の中で見つけられませんでした。

●子育て支援は親支援
 そんな折、時々講座などに参加していた母力向上委員会で「運営メンバー」募集の説明会があり、代表塩川さんの「子育て支援は親支援」 という話を聴きました。そのとき“お母さんに必要なチカラ”として語られた「自分で考え選択する力」「自己肯定力」という言葉に強く心惹かれました。「お母さん自身がそれを育むことで、笑顔で子育てできる。そのための“親”支援が母力の活動」と。当時4歳と2歳の子どもたちの子育てをしながら、そろそろ働かなくては、と思っていた矢先に第三子を妊娠。その妊娠を期に“いつか、いつか”と思っていたら、その“いつか”はずっと来ないのでは?と思い始めていました。そして、もう“いつか”はやめよう、始めるのは“今”。お腹にいる赤ちゃんはきっとそれを教えに来てくれたのだと思い、意を決し仕事を始め、同時に母力向上委員会の運営メンバーにも加わりました。

●私が母力をやる理由
 振り返ってみるとそれはとても大きな一歩でした。母力の活動では、人前で話したり、会議で発言したり、企画書を出したり、ワークショップを実施したり…。大変な事も失敗することも多々あります。もともと自己肯定感の低い自分はそのたびに落ち込みますが、それも含めて得るものは大きいです。中でも、昨年度富士宮市との協働事業としてスタートした「ふじのみやベビーステーション」は自分の子育て経験から発案したアイデアで、この実現にはリーダーとして全力をかけてきました。家事・育児・仕事もしながらの活動は時にかなりの負荷がかかりますが、それでも頑張れるのは、もちろん事業として成就させたいという想いもありますが、この活動を通じてチャレンジや努力することで自分は変わる、行動することで社会は変わるということを自分の子どもたちに示したいという想いが背中を押し続けています。

●子育てが教えてくれる
「 妊娠・出産・子育てをプラスにする」これは、母力のメンバーがいつも呪文のように唱えているミッションです。3人の子どもたちを産み育てていることは、本当に自分の人生にとって今までにない価値を与えてくれています。本気で子育てに向き合うことは、本気で自分の人生と向き合うこと。私を親として選んでくれた三人の子どもたちがそれを教えてくれました。
子どもを産むと時間的・物理的・精神的にも余裕がなくなり壁にぶつかったり社会との隔たりや無力感を感じたりしがちですが、妊娠・出産・子育ては決してマイナスではない、むしろ大きなチャンスや喜び、かけがえのない経験を与えてくれるものなのだと、全ての親、そして社会全体が気付けるといいなと思います。私にとってそのきっかけは第三子の妊娠や母力向上委員会でしたが、例えばそれは仕事やスポーツ、地域活動、子育てそのものなど、何でもいいと思います。もし、きっかけがつかめずモヤモヤを抱えている方がいたら、是非母力向上委員会の講座やイベントに足を運んでみて下さい。代表始め、メンバーは皆その一助となれることを願っています。

文責 中村鈴鹿