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7月岳南朝日新聞 母力コラム掲載されました

毎月第2木曜日は、岳南朝日新聞の母力コラム「母に必要なチカラって何だろう」の掲載日です。
今月のタイトルは『子育て支援は必要ですか?』です。

 

育児日記を読み返す

「5月13日。頑張って夕飯の品数たくさん作ったのが裏目に。0歳はぐちゃぐちゃ、2歳姉は『ママー!ママー!』の連呼。イライラがMAX…。」

「5月15日。2歳姉がやたら弟と私を叩く。雨で憂鬱だったのか、夜泣きで寝不足だったのか。私も思わずカッとなり初めて手を挙げてしまった。お姉ちゃん大泣き。自分も自己嫌悪で沈む。うまくいかない。」

「5月17日。最近夕飯の食器も片づけられず、寝かしつけと同時に寝てしまう。いつもは翌朝4時に起きてその片づけから始めるが、今日は朝も起きられなかった。昼間は家でゆっくり過ごそうとしたが、手が空かず、洗濯はなかなか干せない。食器も片づかない。部屋は散らかり放題。もう無理。」

これは、2012年の育児日記の一部です。

 

外出サポートは必要なのか?

今、母力向上員会は富士宮市と共に
「ふじのみやベビーステーション(ベビ*ステ)」という事業を進めています。
その目的の一つに、「乳幼児連れの外出サポート」という視点があります。
すでに、乳幼児子育て当事者ではなくなりつつある私。
本事業の発案者でありながら、徐々に当初の想いや感覚を忘れ、
「なぜ乳幼児連れの外出支援が必要なのか?」「本当に必要なのか?」と
しばしば思い悩んでしまいます。
しかし、いま改めて振り返ると、当時の記録には乳幼児子育て中のリアルが詰まっていました。

 

お母さんたちが抱えているもの

「赤ちゃんを連れて外出するのは大変」と言うと
「それなら家にいればいいじゃない。」と言う方もいらっしゃいます。
また、仕事をしているママからは「一日中子どもとの時間があるなんて羨ましい」という声もあがります。
でも、果たしてそうでしょうか?

乳幼児子育てに専念しているお母さんたちは24時間小さな子どもの命を守る緊張感と、
なかなか思い通りにはいかないストレスを抱えながら、買い物も家事もこなさなければいけません。
さらに、子どもには外に出て自然やいろんな人と触れ合ったり、
たくさんの経験をさせてあげたいと思うのです。
睡眠不足や大きな荷物を抱えながらも。

 

お母さんに向けられる目線

時々、新聞の読者投稿やネット上で子育てについての意見が話題になることがあります。
例えば、「泣いている子どものフォローやマナーをお母さんに注意したら逆ギレされた。」
「レストランで授乳するのはどうなのか。」などです。
でも、私たちが目にするそんなワンシーンの背景には、
お母さんたちが背負っている無数の状況や心情があるかもしれません。
家で母子だけで子育てすることが虐待につながる可能性がある。
それは決して大げさではなく、誰にでも起こり得ることだと思います。
だからこそ、外出支援や周囲のサポートが必要です。
そして、「自分は母親なのだから、しっかりやらなければ。」という責務を自分に課し、
なかなか周りに助けを求められないママも多くいると思います。
そんな心の負担も救いたいという想いから、
「みんなで子育て、みんなが仲間」という“こころのサポート”が、
ベビ*ステのもう一つの大きな目的になっています。

 

感じた“恩”は忘れない

「スーパーで会計のあと袋詰めができなくて困っていたら、店員さんが代わりに入れてくれた。」
「子どもが大泣きしいていたら『元気でいいね!』と言われすごくホッとした。」
「自分がトイレに行きたくて困っていたとき、
その場にいた人が『抱っこしていてあげる』と声かけてくれて助かった!」
「子どもが生まれたら、近所の人が『一緒に育てるよ』と言ってくれた。」

これらは最近子育て中のお母さんたちから聞いた、“周囲のサポートで嬉しかったこと”の数々です。
大変だったことは忘れてしまっても、手を差し伸べてもらった、
嬉しい言葉をかけてもらった“恩”は忘れません。
そして、その恩を今度は自分たちが次の世代につなげる“恩送り”をしたい、と皆口々に言います。

 

ベビ*ステ レシート集めて抽選会

子育てを思い出したり、想像したりすることで理解やサポートを広めたい。
そんな機会を増やすきっかけになればと、7月22日の「ファミリーめっせ2017」で
「ベビ*ステ レシート集めて抽選会」を企画しました。
ベビ*ステ登録コンビニでお買い物した300円以上のレシート持参で、
抽選に参加できるという企画です。
購入物はお茶でもお弁当でも何でもOK。
(詳細はファミリーめっせHP:https://famime.jimdo.com/へ)
この機会に、「ベビ*ステ」ステッカーがあるコンビニに足を運び、
子育てしやすい世の中に想いを馳せて頂けると嬉しいです。

☆写真は、育児日記の頃の私。

文責:中村鈴鹿