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9月岳南朝日新聞 母力コラム掲載されました!

毎月第2木曜日は、岳南朝日新聞の母力コラム「母に必要なチカラって何だろう」の掲載日です。
今月のタイトルは『ファミリーめっせの効果』です。

 

ファミリーめっせとは?

私たち、NPO法人母力向上委員会が主催する年に1度の大イベント「ファミリーめっせ」。
今年も7月22日に富士宮市民文化会館を全館貸し切り開催し、過去最高の1,700名を越える方々にご来場頂きました。
2008年から開催し始め、今年で9回目の開催。
実は毎年、「今年も本当に実施するのか?」から話し合います。
それでも尚、9年も開催し続けるのは、こんな思いがあるからです。

 

幼児虐待の現状

近年、社会的に経済格差も広がり、産み育てることに不安やストレスを感じ、
その刃が子どもに向かってしまう事件が後を絶ちません。
児童虐待の死亡例で最も多いのは0歳児で4割。
その中でも、0ヶ月の赤ちゃんの85%が生まれたその日に命を絶たれているという数字が
平成26年3月に厚労省より示されています。
また、その加害者の9割がその子を産んだ母親で、主な原因は予期せぬ妊娠であると言われています。
また、死亡に至らない虐待件数も全国的に増え続けている状況です。
しかし、だからこそ私達は、妊娠したこと、出産したこと、
子育てをして「よかった!」と思うことができるお母さんを増やしていきたい、と強く思うのです。

 

出生数が増えた先にあるもの

少子化対策として、子どもの出生数が増えるような工夫を求められることが多くあります。
でも、どんなにたくさんの子どもが生まれたとしても、
『幸せな子ども』の数を増やす工夫こそされなければならないと思うのです。
そのためも、お母さんにも幸せであってもらいたい。
そのためにパートナーにも幸せであってもらいたい。
そんな思いで今年のファミリーめっせは「MAMA&PAPA FRIENDLY CITY」をサブタイトルとし、
ファミリーめっせに関わる全員で演出いたしました。

 

ファミリーめっせ2017

今年は、当日その場に関わってくださった人数は出店者さんだけでも100名を超え、
ボランティアスタッフ、実行委員も60名以上、更に来場者数は1,700名以上ということで、
本当に多くの方にファミリーめっせに触れていただくことができました。
その中には、今年も我が子をおんぶや抱っこで奮闘してくれたお母さん達の頼もしい姿や、
お母さんたちをサポートする男性の姿も多くみられました。
独身の方、高齢の方、大学生など、様々な背景の方が一緒に汗を流してくださり、
市役所の中でも関わって下さる課も年々増え、子育てを応援するという大義のもと、
横のつながりが生まれていることを、とても有難く心強い現象であると感じています。

 

9年前の思い

ファミリーめっせを初開催した2009年は、もっともっと軽い気持ちでした。
とにかくやってみよう!と、日頃出逢うお母さんたちが素敵な地域の人々の姿に触れ、
富士宮にも子育てを応援してくれる人たちがいることを知ってほしい。
母たちの眠っているパワーを地域の人に伝えたい。お母さん同士でお互いに刺激し合いたい。
そんな思いで始めた、お母さんによる、お母さんのための文化祭、ファミリーめっせ。
手作りで企画し、人を集め、会場を飾りました。
当時は子どもを背中におんぶしての打ち合わせや作業も楽しくてしかたなかった。
大変だけど、みんなで一緒に何かを作り上げることに充実感と達成感を感じていた9年前でした。

 

 子どもたちの母親像

9年前おんぶしていた我が子は、小学生になりました。
「このイベントを続けることで、今育てている自分達の子ども達が親になる頃、
この地域で安心して産み育てることができるように、楽しんで子育てができる地域にしたいね。」
と言って、続けてきたファミリーめっせ。
子どもたちが家庭を持つようになるであろう未来にはまだ時間がありますが、
「お母さんたちは毎年楽しそう」という印象は持ってくれているようです。
こうしたモデルを持つということが大切なのだろうと子どもたちの未来の姿をみんなで楽しみにしています。

 

続けてきたからこそ

9回続けてきたことで、母力向上委員会のビジョンやミッションを理解して応援してくれる企業さんや地域の方、
行政の職員さんが増えている事を実感します。
そのサポートをして下さる皆さんと、毎年毎年テーマを共有してイベントを盛り上げていただける事は、
この地域の子育てに対する何よりの応援だと感じることができます。
地域では様々な子育て層対象のイベントも増えました。
ファミリーめっせが始まった9年前より、着実にこの地域は産み育てやすくなっているなと感じています。
これからも、当事者の声を大切にしながら活動していきますので、
地域の皆さんにはぜひ子育てを応援し続けていただき、子育て支援の輪を広げていければこんなに嬉しいことはありません。

 

文責:塩川祐子(NPO法人母力向上委員会代表)