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1月岳南朝日新聞母力コラム掲載されました

毎月第2木曜日は、岳南朝日新聞の母力コラム「母に必要なチカラって何だろう」の掲載日です。
今月のタイトルは『子どもと私、どっちも大事』です。

 

【社会からの疎外感】

いつか子どもを産んでお母さんになりたい。子どもの頃から漠然とそう思っていました。そして、そのいつかがやってきて私は、お母さんになりました。生まれてきた自分の子どもはかわいい。目の中に入れても痛くない。ずっと一緒にいたい。毎日が幸せ。子どもが産まれたら当然そう思うだろうと思っていました。

でも、現実は違いました。24時間家の中で子どもと一緒にいることだけの生活が段々と辛くなっていきました。育児にいっぱいいっぱいになって、家にいるのに家の中がぐちゃぐちゃになっていきました。

私、何やっているんだろう。このままずっとこうやって家の中で過ごすのかな。子どもを産んだことで、一人だけ家の中に閉じ込められて、社会からも疎外されているような気持ちになりました。そして、そう思ってしまう自分も嫌で、私はお母さん失格なのかもしれないと思っていきました。

 

【少し子育てから離れてみてわかったこと】

ある日、そんな気持ちを夫に相談しました。すると、仕事の休みの日に、私が一人で出かけられる時間を作ってくれました。

自分の気持ちだけで行きたい方向を決められる、そんな感覚が久しぶりでした。それから私は、自分が子育て以外のことでできることを探し、週に1度だけ、家庭教師のアルバイトを始めました。少しでも、お金を稼いでいるという感覚。「お母さん」じゃなく、自分の名前を呼ばれること。ありがとうと感謝されることがとても嬉しかった。家に帰ってきてから見る子どもの寝顔はいつも以上に愛おしく感じられました

ずっと子どもと一緒にいられることが楽しい、幸せだと思える人ももちろんいると思います。結婚して、お母さんになって、パートナーや子ども、家族にお母さんとして必要とされていることも分かっています。でも、「お母さんとしてではない、私として必要とされる場所」が私には必要で、それを教えてくれたのが、子育てから少しだけ離れる時間でした

 

【子どもと仕事、どっちも大事】

12月に、「子どもと仕事、どっちも大事」というテーマの座談会を開催しました。母力向上委員会の座談会は、日々時間に追われるお母さんが、テーマを決めて同じ悩みを持ったお母さんとあれこれと話し合うものです。自分が仕事することについてどう思っているか、どうしたいのかを自分自身で掘り起こしながら、参加者同士で話し合い、お互い工夫していることなどを出し合いました。

その中で「自分が働いていることで、子どもに申し訳ない気持ちでいっぱいになる。特に病気になった時にそこまでして自分は働くべきなのか?というジレンマに陥る。」という不安の声が上がりました。

お母さんは働きながら、これでいいのかと日々葛藤しながら、家事に育児に仕事に奮闘しています。それでも仕事が好きだから頑張りたい。でも子育ても同じように頑張りたいと思っています。自分だけが頑張るのではなく、周りの人にも協力してもらうことも大切です。感想では「働くことで不安なことはたくさんある、それでも働くことは自分が社会に必要とされていると感じて、それが自分の生きがいにもつながる。だから子育ても頑張れる。」という声が聞かれ、参加者がみんな大きく頷いた瞬間でもありました。

 

【一緒に活動しませんか?】

母力向上委員会では、子育てをしながら、自分にもできることをやりたいと運営に関わってくれているお母さん達が多くいます。自分が大変だった時に助けてもらった経験から、自分と同じような悩みを持つお母さんのために少しでも何かしたい。子育てしながら何か打ち込めるようなものがほしい。自分が頑張っている姿を子どもたちに見せたいと日々奮闘してくれています。

お母さんになったからこそできること、子育てしながらできることもある。お母さんとしてだけではなく、私として必要とされる場所の一つとして母力向上委員会が存在しているのだと思います。

お母さんが活動をするには、サポーターの存在が必要不可欠です。お母さんだけではなく、お父さんも、子育てがひと段落した方も、これから子育てするかもしれない独身の方や学生さんの力も必要です。私たちの活動に興味のある方はぜひ一緒に活動しませんか。母力向上委員会では、運営をサポートしてくれる仲間を随時募集しています。

詳しくは母力向上委員会のホームページをご覧ください。https://haharyoku.com/2120/

 

文責:鍋島安佐子