What's New

岳南朝日新聞9月コラム掲載されました

毎月第2木曜日は、岳南朝日新聞の母力コラム「母に必要なチカラって何だろう」の掲載日です。
9月の掲載は特別に第1木曜日になりました。
今月のタイトルは「10年を節目に次のステージへ」です。

10回目のラスト開催

この夏は早くから本当に暑い日が続きました。わたし達も熱い夏の象徴、「ファミリーめっせ」を開催し、多くの方の御協力のおかげで10年を節目として無事に幕を閉じることができました。これまで御協力いただいた皆様本当にありがとうございました。

当日は台風が近づく中にも関わらず、たくさんのボランティアさん、出店者さん、来場者さんたちが会場を笑顔で満たしてくれました。10回目ということで、これまで関わってくれた懐かしい顔もたくさん遊びに来てくれました。準備の段階では、「これまで楽しませてもらったから何かできることがないかと思って」と連絡をくれた方がいたり、前日準備にも突然かつての仲間が頼もしい姿で現れたり。中学生の頃からボランティアとして参加してくれていた女の子が、医学生になって2年ぶりにボランティア参加してくれたその姿はとても頼もしく、1人の女性として大切な仲間として存在してくれていました。

 

集えば家族

富士宮の高校生ボランティアも例年より多く集まってくれ、遠くは茨城県から高校生がボランティアとして参加してくれるというありがたい状況もありました。スタッフの子どもたちも積極的に仕事を手伝い動いてくれて、みんなで遊んでいる様子は兄弟や従妹のようでした。

集えば家族、のファミリーめっせは、10年という時を重ね、そこに関わってくれた人々は血縁こそないものの、家族のような存在へと変わっていったと思います。本当に様々な方に大切にされてこれまで続けてくることができたのだな、と実感することができました。

 

活動開始から10

私たちが活動を開始したのは2008年10月15日でした。当時、産婦人科が少なくなって、出産することへの不安がお母さんたちの中に大きくなり、辛い悲しい出産や産後の経験を語りながら不安そうに育児に向き合う声が多くありました。「お母さんになったことを喜びに変えたい」と思い、『お産を語る会』を開催したのが母力向上委員会のスタートでした。

その後「お母さんとして必要なチカラってなんだろう?」とみんなで学び合う場を産み出し続けてきました。ここまで、活動や団体の形は変わってきましたが、根底にある気持ちに変わりはありません。妊娠・出産・子育ての現状がますますシビアになる中で、私たち母力向上委員会は、同じお母さんとして、お母さんたちに寄り添いその声を必要な機関に届けることで、誰もが「生まれてきてよかった」と思える社会をつくることに貢献したいと思っています。そのためには、直接お母さん達と関わることから子育ての環境をつくっている行政や企業さんとの協働まで様々な形をもって実現のためのチャレンジを続けていくつもりです。

 

次のチャレンジ

今年4月より、私たちは長年の夢だった活動拠点を持つことができました。野中にある一軒家です。拠点の名前は「さぁどぷれいすSAN」としました。家庭でも職場でもない、第三の居場所。お母さんたちに子連れでホッとしてもらえる場、出会いの場、情報交換の場、学びの場、活躍の場としてこの4月より講座やミーティングなどを重ねてきました。

私たちは次なるチャレンジとして、この場を9月から12月までの月に一回、よりお母さんにゆっくりと過ごしてもらえるように、予約なしで10時~14時まで居場所として解放する日を設けます。子育て支援センターや産後ケア入院とはまた違う、自由な場として必要な方に利用していただけたらと思います。産後赤ちゃんと二人きりでいるのが不安なお母さん、誰かと話がしたいお母さん、子連れでゆったり遊べる場を求めているお母さん、先輩お母さんに出逢いたい妊婦さんももちろん歓迎です。お弁当持参で食べていくもよし、先輩お母さんに些細な相談をするのもよし。赤ちゃんの体重測定もできます。

初回は9月11日です。詳細はNPO法人母力向上委員会のHPにてご確認ください。まずは月に一回の開催ですが、少しずつ試行錯誤を重ねながら本当に必要な場を産みだしていきたいと思います。この場に来て下さる方にとって、家族の様な安心感を感じてもらえるようスタッフ一同、皆さんとの出逢いを楽しみにお待ちしています。

 

文責:代表理事 塩川祐子