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岳南朝日新聞10月コラム 掲載されました

毎月第2木曜日は、岳南朝日新聞の母力コラム「母に必要なチカラって何だろう」の掲載日です。
10月のタイトルは「お母さんたちのチカラで想いをカタチに」です。

ベビ*ステ誕生のきっかけ

「ベビ*ステ(ベビーステーション)」を世に送り出すきっかけをくださった愛知のNPO中間支援組織「PCS(パートナーシップサポートセンター)」が、設立より20年をもって解散するというニュースを聞きました。まちづくり、障害者支援、高齢者支援など、様々なNPOの活動を企業や行政とつなぎ、事業の実現・発展を支えてくれたPSCさんの活動に深く感謝と敬意を表したいと思います。

私たちは、2014年に「企業・NPO協働アイデアコンテスト」への応募をきっかけに、ベビ*ステの原案となる「コンビニ発の子育て支援事業」を提案しました。それはまさに、当時乳幼児子育て真っ最中の私自身が抱えていた「子育は24時間大変…。子どもを連れて外出するのは大変…」という想いから生まれたアイデアでした。身近なコンビニで子育ての負担が軽減できたらすごくいい、他のママたちも助かるんじゃないか…。このコンテストへの応募をきっかけに、いろんな人に声を聞いたりアンケートをとったりして、事業アイデアが生まれました。「ママたちの声を、カタチにしたい!」その第一歩でした。

 

 

つながる・広がる

コンテストの受賞をきっかけに、富士宮市からこの事業を一緒に実現しようと声をかけて頂きました。また、冒頭でご紹介したPSCさんが仲介してくださった「中部プロボノセンター」のプロボノ(社会人が専門知識や技能を生かして参加する社会貢献活動)の支援を経て、2016年、コンビニを中心とした「ベビ*ステ(ふじのみやベビーステーション)」として、本当にカタチになりしました。

事業がスタートしてからはベビ*ステの認定登録と認知活動に力を入れる傍ら、アンケートや聞き込みでお母さんたちの声やニーズ、アイデアを吸い上げ、コンビニのオーナーさんや本部の方々へお伝えしたり、意見交換したりしてきました。現在では、市内のいくつかの店舗で離乳食を取り扱っていたりおむつ替えができたりなど、発展をみせています。

また、メンバーのアイデアでイベントにておむつ替えや授乳スペースを提供する「1Dayベビ*ステ」が新たに生まれたり、企業さんとのつながりの中でNPO認定型ベビ*ステとしてコンビニ以外の民間事業者登録も開始したりしました。企業版ふるさと納税をきっかけに始まったアサヒ飲料さんとの協業では、十六茶ペットボトルに子育て応援メッセージを載せたスタイ型の首かけpopをつくり、一緒にイベントも行いました。ベビ*ステ事業への寄付型自動販売機の設置も進めています。気が付けば、この事業を通していろんな人たちとつながり、いろんな広がりが生まれています。

 

お母さんたちのチカラ

私は、若い頃から自分で行動する自信も力も乏しい人間でした。子どもを産んでお母さんになってからは更に「できなくなってしまったこと」にばかりフォーカスしてしまい悶々とする日々でした。しかし、母力やベビ*ステの活動、いろんな人たちとのつながりを通し、そんな自分が徐々に変わっていったように思います。子育て中のお母さんだからこそ生まれたアイデア、同じ子育て中の仲間がいたから実現できたこと…「お母さんだからこそできること」がたくさんある!と気付けました。企業の方々やご年輩の方々が「お母さんたちのアイデアやパワーはすごい!」と言ってくださることもあります。

そんなチカラは、誰もが持っているものだと思います。赤ちゃんのおむつを替えたりあやしたり、どのおもちゃがいいか選んだり、家族の食事を支度したり、園や学校などいろんな予定を調整したり…。お母さんのやっているどれもが、実はとってもパワフルで、そこから育まれているチカラがたくさんあるんだと思います。それに少しでも多くの人が気づいてくれたら嬉しいです。

 

もっともっと、らしく、楽しく!

開始から3年目を迎えたベビ*ステですが、まだまだやりたい事、新しいアイデアがたくさん生まれています。子育ての環境を整えるというだけでなく、お母さんたちがより自分らしく、より楽しく、元気になれることも企画中です。たくさんの人たちとつながり、想いを、アイデアを、カタチにしていきたいと思っています。みなさんのチカラも必要です。寄付型自販機の設置やベビ*ステ登録で応援してくださる方、大募集中です。なにか協業をしてみたいという方、また、一緒に活動してみたいというお母さんもどうぞお声をおかけください。らしく、楽しく、つながりましょう!

 

文責:中村鈴鹿