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岳南朝日新聞1月コラム 掲載されました

毎月第2木曜日は、岳南朝日新聞の母力コラム「母に必要なチカラって何だろう」の掲載日です。
2019年最初になる1月のタイトルは「らしく、楽しく、未来へつなぐ活動を」です。

 

 

らしく、楽しく、未来へつなぐ活動を

 

【富士宮の子育ての未来を考えた!】

2015年より始まった富士宮市母力応援プログラム事業は、これまで妊婦さんから子育て中のお母さんに向けて講座やイベントを開催してきました。この3年の間に5000人を超える方たちに、何らかの形でお母さんとしてのチカラをつけるためのエッセンスをお届けしてきました。まだまだ出逢っていない方もたくさんいる中、この地域で子育て支援をしている仲間を繋いでいくことが次に必要であると考え、昨年11月20日に、当事業の一環として『富士宮子育て未来ミーティング』を開催しました。

子育て未来ミーティングとは、子育て支援をしている団体、個人、行政、議員、当事者、企業等多様な集まりで富士宮の子育ての未来について語り合う場です。当日は約50名ほどが参加し、パネルトークで子育て中のお母さんのリアルな声を聞いたり、グループワークで「もしも自分が市長になったら子育ての未来のために何をするか?」についてみんなで意見を出し合いました。

 

【垣根を越えて】

互いに組織や立場を超えて語る場は、自由に意見を交わすことができ、「男性の産休・育休取得率を100%に」「子連れ出勤プロジェクト」「子育て応援マンション」等大変面白い提案がたくさん出され、更にそれらを実現させるための方法について掘り下げていくことができました。お互いに初めて会う人が多い中で最初は緊張感の高かった表情も「子育ての環境を良くしたい」という共通の想いをもって語り合いながら、最後には膝を突き合わせて笑顔で大いに盛り上がる語り合いとなりました。

垣根を越えて、それぞれの得意とする分野を持ち寄りながら様々な立場の視点も含め語られた内容は、視野が広がりどのグループの内容も大変興味深いものとなっていました。

参加された方々からは、今後も互いに学び合いの場や継続した関係作りを求める声も多くあり、今回のこの場を横糸、縦糸の織り込まれた、より柔軟で頑丈な基盤をつくるきっかけとしていこうと改めて実感しています。

 

【さぁどぷれいすSAN】

また、2018年は私たちの活動拠点『さぁどぷれいすSAN』を月に一回一般開放する「OPEN SAN」も始めました。長年の活動の中で募らせていた「お母さん達の居場所づくりをしたい」という想いがやっと叶った活動です。10時~14時のあいだ、妊婦さんや乳幼児連れのお母さん達が自由に立ち寄り、お弁当を食べたり、仲間と語らったり、子どもとゆったり遊んだりしながら過ごしています。同時に、他の子育て支援者の方にもご協力いただきお母さんや子ども達のために必要なケア、講座、相談の場も設けています。これまで、産前産後の骨盤ケアや母乳や育児相談、妊娠相談、親子のスキンシップ等を実施してきました。

「富士宮に来たばかりで、子どもと一緒にどこへ行ってよいかわからなかったけど行き先をみつけることができた」「体の状態は辛かったけど、今まで一人で子どもを連れてのケアは受けようと思えなかった。誰かがいる場だからケアを受けてみようと思えた」等、お母さん達の笑顔とともに嬉しい感想をいただいています。子育て支援も様々な方法があります。お母さん達にはいろんなサポーターがいるのだ、という事を知って自分と子どもの暮らしにつなげてほしいと願っています。

「さぁどぷれいす」とは、家庭でも職場でもない、『第三の居場所』という意味です。私たち母力向上委員会はこの「さぁどぷれいすSAN」を拠点として、「地域のお母さん達がゆっくりくつろぎ笑顔で家路につける場」「子育てのサポーターと出逢う場」「学びの場、そしてスタッフとして活躍もする場」として在りつづけたいと思います。

 

【未来を創る】

母力向上委員会の活動を初めて10年経ち、かつて参加してくれていたお母さん達、運営スタッフとして力を貸してくれていたお母さん達が、地域で様々に活躍する姿を見聞きするようになってきました。幼稚園や小学校の役員、独立開業、イベントの立上げなど、それぞれが自分たちの大切なもののために母力以外の場で力を発揮しています。同じ地域でこのようにかつて語り合った仲間達の活躍は、それぞれに産み育てやすい地域、子どもも大人もイキイキ出来る地域の礎となっている感じています。私達は多くの仲間とともに未来を創っているのだという事を嬉しく感じた母力10年目の2018年でした。

2019年は、新たな10年の始まりです。ここから先の10年で世の中はまた大きく変わっていくと思います。時代の変化に合わせながら、変化を怖れることなく、しなやかに母力向上委員会の活動を継続していきたいと思います。

 

 

文責:塩川祐子