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岳南朝日新聞3月コラム 掲載されました

毎月第2木曜日は、岳南朝日新聞の母力コラム「母に必要なチカラって何だろう」の掲載日です。
2019年3月のタイトルは「春からの新しい生活に向けて」です。

春からの新しい生活に向けて

【お母さん達の春】
今年度も残りわずか。乳幼児を育てるお母さん達も、育休を終えて4月から復職する人、子どもの入園をきっかけに就職する人、転勤する人等々いろいろです。
秋頃にはどこに入園希望を出すかでバタバタしていたお母さん達も、年明けには入園入学のための説明会参加や、物品購入やバッグ作り等急に忙しくなります。
母力向上委員会でも、春からの新しい生活に向けて準備をしているお母さん達がいます。

【何かやってみたい】
私達と一緒に活動するお母さん達の多くは講座やイベントをきっかけにサポートメンバーとして活動に参加してくれるようになります。最初は小さな我が子を抱いて、不安そうな顔で講座に参加してくれていたお母さんも、回を重ねていくうちに声を掛け合う仲間ができ、スタッフ達とも打ち解け、「何が出来るかわからないけれど、自分に出来ることがあればやってみたい!」「育休中の時間を有効に活かしたい!」等それぞれの想いを伝えてくれます。この「やってみたい」という想いを私達はとても大切にしています。子育て以外に自分が興味をもって取り組むことができると、日々子どもと二人きりで息詰まる時間も減ってきます。他のお母さん達と一緒に子ども達を見守りながら語らう時間は、互いの価値観や暮らしの工夫、育児の視点などに触れ、刺激を受けたり、自分の新たな目標をみつけたりと互いにプラスの影響がみられます。そんな中、講座やイベントでスタッフとして活躍している子連れスタッフ達の姿にも刺激を受け、「こどもが一緒にいても出来ることがあるならやってみたい」と、チャレンジが始まります。

【自分で考えて選ぶ】
活動への関わり方はそれぞれ自分で選んでもらいます。出来る人が出来ることを出来る時に、を基本的な考えとしたサポートメンバー。団体の方向性に関わるための情報を得て参画していく正会員。情報だけを受け取りたいメールマガジン会員。かつて共に活動し仕事に復帰したメンバーの中には賛助会員として応援してくれるお母さんもいます。委託事業のスタッフとなり仕事として頑張るお母さんもいます。他に仕事をもちながらサポートしてくれるお母さんもいます。子どもとの関わり方、仕事とのバランス、母力の活動、等々それらを主体的に関わるためにも、「自分がどうしたいのか」を考えて選ぶことが大切です。自分が選んだことで、より積極的に自分の得技も活かすことができ、何かに貢献できた実感は自然と笑顔と自信に繋がります。

【今だから】
「小さなこどもがいるのに、活動していて大丈夫?」と心配の声を聞くこともあります。
確かに、活動をしながら、家庭と育児と活動のバランスに悩むこともあります。それでも関わり続けるお母さん達は、「地元に貢献したい」「早くこの地域の一員になりたい」「純粋に母力が好きだから」等と有り難い言葉を言ってくれます。育休中の時間を活かして様々な役割にチャレンジしてきたAさんは「今だからこそ頑張りたい。」と、一参加者から、今ではお母さん達をまとめるリーダーとして活躍してくれています。既に子どもが小学生以上となっているお母さん達はAさんやその周りのお母さん達の視点や価値観などに学ぶこともたくさんありました。仕事に戻る準備を着々としているAさんは表情もキリッとして「母力で取り組んできたことは仕事でも活かします!」と宣言。一緒に活動してきたみんなが励まされる瞬間がありました。

【新たな出逢い】
Aさんの影響もあってか、最近「母力で仕事をしたい」と言ってくれるお母さんが出現しました。お母さん達の就労の場になることを目標としていたのでこの言葉はとても嬉しく響きました。また、大変有り難いことに地域の中で、母力の活動を終えた後の人財を求める声も聞かれるようになってきました。出産後も育休を終え仕事を続けるお母さんは確実に増えています。また地域の企業でも女性の活躍を求める傾向は強まっています。一方で子育ての時間をゆったりと味わいたいお母さんもいます。社会に選択肢があることが望まれます。活躍の場が移行していくメンバーを送り出すのは少々寂しさもありますが、そこは一期一会。私達がその選択肢の一つとして、子どもと一緒に活躍できる場を運営しながら、お母さん達と一緒に出来ることを増やし、次のステージにチャレンジしたいお母さんと地域を繋げる役割を果していきたいと思います。

文責:塩川祐子