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岳南朝日新聞コラム6月号掲載されました

毎月第2木曜日に「母に必要なチカラって何だろう」が掲載日されます。
子育て中のお母さんたちのリアルな声をお伝えしていくので、ぜひご覧ください。

6月のタイトルはお母さんたちの第三の居場所“さぁどぷれいすSAN”です。

 

お母さんたちの第三の居場所“さぁどぷれいすSAN”

 

【子育ての終わりを感じながら】

「一緒に暮らす日も残り少ないのかもしれない…。」そう感じるようになったのは長女が高校生になった頃でした。私を母にしてくれた長女は、ついに高校3年生。今まさに人生の選択に、なんとか向き合おうとしています。子育てで一番大変さを感じた長女。この子がいよいよ私の手を離れていく日が近いことを感じながら、これまで母としてどうだったろうか?と考えることもしばしば。慣れない母業に戸惑いも多かった中、たくさんの友人や出会いに支えられてきたことは間違いないとも感じる日々です。

そんな今、小さな我が子の手を引いて歩いているママ達、ベビーカーの赤ちゃん、ママの手をしっかり握って一生懸命歩いている小さなお姉ちゃんの姿などを見ると、まさにかつての自分と重なり、思わず涙腺が緩みます。思うようにいかないこともたくさんあるでしょう。でも、「その小さな手の感触、一緒に歩いた道のり、出会った人達は、きっとママにもこども達にも宝物になる」心からそう感じる私には、日々大変なママ達の姿が、無責任にもキラキラして見えるのです。

 

【第三の場所】

私たちの活動拠点は、野中にある「さぁどぷれいすSAN」というログハウスです。「さぁどぷれいすSAN」は、家庭や職場とは違う“第三の居場所”という意味の「さぁどぷれいす」と、お産、産みだすこと、太陽などをイメージした「SAN」から名付けました。昨年4月よりこのログハウスへと場所を移して以来、講座などでたくさんのママや赤ちゃん、こども達が遊びに来てくれています。まだ常時OPENしているわけではなく、いつでも遊びに来てください、というわけにはいかないのですが、昨年9月に始めた「さぁどぷれいすSAN」にどなたでも遊びに来れる「OPEN DAY」は、今年度から月に1~2回の開催ができるようになりました。

ママ達にゆっくりくつろいでもらいたい。疲れや不安等を抱えたママ達に必要なケアを受けてもらいたい。こども達にお友達や家族以外の大人との出会いを経験してほしい。そんな思いで、自主事業として自由な居場所の提供と、外部の事業者さんによる施術ケアなどをチャレンジし始めました。

 

【さまざまなサポーターの存在】

おかげ様で昨年度の「OPEN DAY」は7回の開催で累計294人のママ達やこども達が遊びに来てくれました。最初は緊張気味のママも、何回か来るうちに私たちともいろんなお話をしてくれるようになったり、顔見知りのママが出来たり、情報交換をしたり、こども達も思いっきりハイハイしたり、ママ友同士でお互いにこどもを見守りあってケアを受けに行ったりしています。

これまで、開業助産師さんによるおっぱいケア、接骨院さんによる骨盤調整、鍼灸院さんによる健康チェック、セラピストさんたちによるヘッドスパやベビーマッサージ、アロマワークショップ、耳つぼ等など様々な産後のサポーターさんと出会える場も持つことができました。産後は自分のことは後回しになりがちなママ達。月に一回だけでも様々な緊張から解放されて、ゆったりとした気持ちで過ごし、自分のケアをする時間になれば家庭に帰ってからの笑顔につながる。かつて、私がそうしてもらって元気を得たように、ママもこどももまるごとそっと抱きしめるような、そんな気持ちで時間と空間を共にしたいと思います。

 

【いろんな出会いを】

今、私が長女を育てていた頃よりも子育て支援は充実してきていると感じます。行く場所もある。補助金もある。それでも、大変さは変わらずあるのです。だから、いろんなサポーターさんに出会うためあちらへこちらへ、日々出向いているママもいると思います。市内には素敵なサポーターさんがたくさんいます。いろんな場所へ出かけて、いろんな素敵な人や時間に出会って、居心地のよい居場所をみつけてください。その中の一つとして、私たち母力向上委員会も待っています。

「さぁどぷれいすSAN」OPEN DAYの今後の開催は、6月13日・25日、7月11日です。当日お迎えするスタッフも主にママ達。「さぁどぷれいすSAN」ももちろんべビ*ステ(ベビーステーション)ですから、ミルクのお湯やおむつの心配は無用です。荷物も軽く、心も軽く、遊びに来てくださいね。

文責:塩川祐子