What's New

岳南朝日新聞10月分掲載されました

毎月第2木曜日に「母に必要なチカラって何だろう」が掲載日されます。
子育て中のお母さんたちのリアルな声をお伝えしていくので、ぜひご覧ください。

10月のタイトルは「新しい形の“地域の子育て”-子育てサロン」です。

 

★富士宮市内に20カ所

子育て中のお母さんがライターとなり、富士宮市についてホームページで発信する「ふじのみやハハラッチ」。2016年にスタートしたこの事業は、この秋4期生を迎えました。子育て中のお母さんたちの活躍の場を増やすと同時に、富士宮市に住んでみたいと思う人や、住んでて良かったと思える人が増えたりすることを目指しています。今年は、私たち「ふじのみやハハラッチ」のことをもっと知ってもらいたいと思い、周知活動を兼ねた取材として4月から市内の「子育てサロン」を1か所ずつ回っています。

「子育てサロン」とは、子どもの遊び場、そして子育て中のお母さん達の交流・相談場所としての居場所作りと同時に、地域に住む全ての方の交流の場所として、ボランティアの方々が運営されているものです。平成21年、富士宮市社会福祉協議会のもとで始まり、現在、市内20カ所のサロンが開設されています。サロンによって、スタッフさんの年齢層も、開催曜日も、開催回数やサロンの内容もさまざまです。ぜひハハラッチの記事を覗いてください。

 

★お母さんファーストの場所

サロンを回らせてもらって特に印象的だったのは、黒田小学校の横で開かれている子育てサロン「ハッピーバースディ」さんです。入り口を入るとテーブルいっぱいに手作りのお総菜やお菓子が並んでいて、「場所を間違えた!」と一瞬思ったけれど、そこが子育てサロンでした。このサロンは、お年寄りが中心に集まる「寄り合い処」と一緒に開催されているのです。まるでおばあちゃん家に遊びに来たようなアットホームな雰囲気で、何をするでもなくその場にいるだけで気持ちが緩む感覚でした。取材時に、偶然ハハラッチライターのkaoruさんが来ていました。彼女はこのサロンの常連さんだそうで、「自分も主人も実家は県外。このサロンで会うおばあちゃん、お母さんたちが子育ての相談相手なんです。」と話してくれました。おばあちゃんたちが代わる代わる子どもの様子を見てくれて、昭和の始め頃の「地域で子育てする」とはこんな感じだったのではないだろうかとふと感じました。

子育てサロンはそんな古き良き時代の「地域で子育て」の現代版なのかもしれません。特に核家族で普段子どもと一対一のお母さんにとって、子を見守る目がたくさんある子育てサロンでは、張り詰めた気持ちにゆとりが持てるようになると思います。子どもたちにとっては、幼い頃から他人と関わる機会が増えることで、いずれ始まる集団生活への準備にもなるでしょう。また地域に密着したお母さんたちの居場所なので、自分の住む地域に知っている人が増えることにもなり、子どもたちの成長に合わせて必要な情報を知るために心強い味方が増えます。サロンによって、その季節にあった行事をしているところもあれば、絵本の読み聞かせをしてくれるところ、手遊びやわらべうたを歌うところなど様々ですが、共通していることは、“お母さんたちが毎日の育児生活で張り詰めた気持ちをゆるませてくれる場所”であること。お母さんファーストの場所なのです。

 

 

★自分だけではない、と気付ける場所

ちゃんとしなきゃ、と育児を一生懸命がんばっている人ほど、自分の弱いところを見せられない傾向があると思います。他のお母さんはいつもにこにこしていて、子育てがうまくいっているように見え、自分がダメな母親なのではと思うこともあるかもしれません。けれど、話してみると意外と不安や愚痴があったりするものです。子育てサロンは、就園就学しているお子さんがお休みの時は一緒に連れてくることも可能です。そして、居住区に関係なく、どの地域のサロンに行ってもいいのです。ぜひ、お子さんとまわってみて、気に入った居場所を見つけてみてはいかがでしょうか?

私たち母力向上委員会も月に二回、活動拠点としているログハウスを開放する「さぁどぷれいすSAN オープンデー」を設けています。お母さんたちが心地よく過ごせる居場所の選択肢のひとつとして足を運んでみてもらえたら嬉しいです。

最後に、今回の子育てサロン訪問で、この新聞コラムを活用して下さっているサロンがあると知り、大変うれしく思っています。子育てサロンを運営してくださっているお母さん、おばあちゃん、おじいちゃんたち、本当にありがとうございます。地域にたくさんの応援団が居ることを実感して、心強く感じました。

 

文責:佐野かおり