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母力

岳南朝日新聞4月掲載されました

4月は 神崎陽香が

『孤独な育児の日々~出会いの場を求めて…』をテーマに書きました。


以下より全文お読みいただけますので、ぜひ読んでみてください。


孤独な育児の日々~出会いの場を求めて…


入社や転勤などで生活がガラッと変わるこの時期。

新しい土地・知らない人の中で、どうやって子育てしていこう…と思っている人もいるのでは。今回は、結婚を機に引っ越してきた私が、知り合いをどうやって増やしてきたのかをお伝えしてみようと思います。


私は、3月に結婚・引っ越してきました。春になると孤独だった日々を思い出します。

富士宮には二年ほど住み、その後、富士市に引っ越してきて現在十三年ほどになります。

どちらの土地にも、周りには全く知り合いもおらず、唯一頼れる旦那は朝から晩まで仕事でおらず、転入当初は一日誰とも会話をしなかった日も多々ありました。



【富士宮での出会い】

幸いなことに、結婚してから一年経たずに長男を出産。これは知り合いを作るチャンス!

と思い、八月出産予定の妊婦さんだけを集めた市主催の講座に参加しました。

そこで、偶然にも転入ママ二人と同じグループで話す機会があり、友達になることに成功。帰りに連絡先を交換し、妊婦時代~こどもが生まれてからも、よく三人で集まり、同じこども向けの体操教室などにも参加しました。この二人がいなければ、富士宮での生活は灰色の毎日だったので、感謝しかありません。 

 


【富士での新しい生活】

その後、長男が一歳半で富士市に引っ越ししました。富士宮に心強い二人はいるものの、またゼロから人間関係を作らなればなりません。二人きりで日中を過ごすのも限界に感じてきた頃、重い腰を上げて支援センター巡りを始めました。


ただ、どこに行っても人見知り、場所見知りの長男。せっかく遊びに行っても、私の傍から片時も離れません。朝早くから準備をして、たくさんの人の中でなんとなく孤独を感じる日々。その場にいることが無意味に思えてきて、次の手を探しました。


「そうだ…一年後に通う幼稚園と提携しているスイミングと英会話に行ってみよう。もし、私から離れなくても、先生に慣れ、場所に慣れるという意味はあるはず!」

と思い、二つの習い事を始めました。そこで運よくいい人たちと出会いました。

スイミングでは、プールサイドでの会話で小学校の学区が私と同じ学区というママさんの声を聞き逃しませんでした。他の誰かと話していたその会話が終わってから話しかけ、友達になりました。そのママは、なんと三人の男児の母。あの頃、長男だけで手いっぱいの私には毎日おしゃれで元気なママが、神に見えました…笑。

そして偶然にも、子どもが同学年&同じ幼稚園に通うということが判明!なんとラッキーな出会い。素敵な先輩ママに出会えた私は、「もう大丈夫、ここで生きていける。」と思いました。


もう一方の英会話は、週に二回のレッスンでした。メンバーがほぼ一緒で、ここでも同じ幼稚園に通う優しそうなママと友達になることができました。

あれから十年以上経った今でも、この二人とも仲良しです。長男は、活き活きしていく母を横目に、マイペースを貫き、長い時間をかけ、ようやく笑顔で通えるようになりました。

コーチや先生にも本当にお世話になり、十年以上経った今も、すぐに思い出してもらえるほどです。長男にとってこの習い事にメリットがあったかはわかりませんが、私はママ友ができ、良いコーチと先生に巡り会えた事が何よりのメリットでした。

今では、四児の母となった私は、子どもたちの繋がりからたくさんの知り合いもでき、楽しく過ごせています。



【母力向上委員会との出会い】

このように、勘と勢いで手探りで友達を増やしてきた私ですが、ひょんなきっかけでNPO法人母力向上委員会とも出会うことになり、今では働き始めて三年目となりました。

働いていて思うことは「もっと早く母力に出会いたかった…」という事です。

ここで働き始めてから、人との出会いが多く、出会う人全員がとてもいい人なのです。

そんな事ある?って思うかもしれませんが、本当にそうなんです。

もし、子育てをしていて孤独を感じていたら、母力にぜひ遊びに来てください。

そして、一緒に働いてみませんか?


私はここに入るまで、「母力向上委員会」ってなんでも出来る凄い人たちの集団だと思っていました。でも安心してください。みんなそれぞれ得手不得手がある色んなママの集まりです。みんなに共通している所は、助け合いの精神と包容力がすごい事かなと思います。

優しい気持ちを持った人なら大歓迎。いつでも安心して遊びに来てください。

お待ちしています。


文責 神崎陽香

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